夏空が広がった8月1日。
ここ船橋アリーナで、ついに千葉ジェッツの2012-2013シーズン練習が始まりました。
この日までに今季契約が決まっている6選手が、冨山晋司新ヘッドコーチのもとで始動です！
初練習と言っても、昨シーズンもジェッツで活躍した選手ばかりですので、スムーズにチーム練習が進んでいるようです。

石田剛規選手だけは、怪我の影響で別メニュー。
コートサイドで歯を食いしばり、リハビリに励んでいました。

体育館は空調が入っていなくて、ジッとしていても汗が流れるほどの暑さ。そんな中でも、選手のみなさんはハードなトレーニングに挑みます。

冨山HCは穏やかな口調で、一つひとつ練習の指示を出していきます。
すべての練習は実践を想定して、目の前に相手がいるものとして、行なわれます。シュートまでのドリブルの数や動きのすべてに制約が設けられ、その中でシュートまでつなげていきます。

ふと気づくと、チョモ（中村選手）が……


練習後、今季の目標やみなさんへのメッセージを伺いました。

●冨山晋司ヘッドコーチ
「個々の能力が高い。それが岩手ビックブルズのヘッドコーチとして対戦したときの千葉ジェッツの印象です。ｂｊリーグ全体を見渡したとき、選手の個々の能力で圧倒的に負けているチームはないと思います。
バスケットボールは、オフェンスとディフェンスを必ず交互にやらなければいけないスポーツ。その切り替えの早さが点差に影響します。「走る」ということをまず徹底します。
外国人選手が柱になるの間違いありませんが、日本人選手も重要。全員のいいところを出すということを念頭に置きたいですね。
チームコンセプトはひと言では言い表せません。強いて言うならば高さよりスピードでしょうか。
勝っても負けても一試合ずつ成長していきます。全試合に勝てるわけではありませんが、全試合で成長することはできると思います。
毎試合全力で頑張るのでたくさんの方に見に来てもらって、面白いと思っていただければと願っています」

●佐藤博紀選手（SG・背番号0）
「2年目のシーズンとなる今季は、結果を出していきたいと思います。日本一になりたい。選手間のコミュニケーションをとり、ポジティブなチームを作っていきたいですね。
練習や試合だけじゃなく、みんなで食事に行ったり。店は、若手のショータ（一色選手）に幹事やらせますよ（笑）。
昨シーズンは最初から最後までかえることができず、シーズン通して同じバスケでした。結果として、勝ちを積めませんでした。
HCが変わって、いろいろと覚えることは多いと思います。ボールのところだけじゃなくて、ボール以外のところも含めて5人でチーム、そういうことを確認していきます。練習からしっかりやっていきたいと思います。
試合を見に来ていただければ、皆さんからエネルギーをもらって、また、僕らからエネルギーを与えたい。ぜひ足を運んでみてください」